―お星さま―
その時、修也が苦しそうに言った。
「ゴメン、紗希。ゴメン
俺、約束守れねぇ。
一生一緒にいてやりたいけど、俺はもう死ぬ。だから、お腹の赤ちゃんと幸せになってくれ。『赤ちゃん、紗希をよろしくな。』
紗希、愛して…」

「いやぁ~、修也ぁ、一人にしないで。
修也、修也。」

あたしの腕のなかで、『愛してる』の、『る』を言う前に、死んだ。

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