好きな人をください(切実)。
……たしかに。

仮に理想の人が現れたとしても、わたしからは絶対話しかけれない。


「…そういう渚だって、ちゃんとメイクしてきてるじゃん」

「だってもし同じクラスになったら……////」

「あーはいは~い(笑)」


察し。

そう、渚には好きな人がいる。

理想の高いわたしからみてもそこそこのイケメンだと思う。

周囲からの評判もいいし、渚が惚れるのも無理ないかな。


「とりあえず始業式!!」

「同じクラスなれるといいね!」


それぞれの思いを胸に、
教室に向かった。
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