ドクター2

「実加っ!!!実加っ!!!」





実加は苦しい顔をして、荒い呼吸を続けていた。






「はぁはぁはぁ」  






「もう大丈夫だからな。」





そう言いながら聴診をして、すぐに看護師に指示を出す。






点滴に酸素マスク、そして服を着替えさせ、汗を拭き、熱を下げるため、氷枕を用意した。






実加の呼吸は少しずつ良くなっていたが、まだ発作がいつ出てもおかしくない状態だった。
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