ドクター2
入院
お昼になったが実加は朝からなかなか寝れないでいた。
もう実はクリニックに戻ったのだろうか。
ケンカをしていても気になる。
次に扉が開くと、入ってきたのは、
「実加ちゃん!!!」
「りささんっ!!!」
実加の担当看護師だった三池りさだった。
「実加ちゃんお久しぶりね。
すっかり大人になったわね。」
りさは娘を見るかのように目を細めた。
「りささんは変わらないですね。
10年経っても素敵!!!」
「そんなことないわよ~。」
「りささんが私の担当ですか?」
「違うのよ。
実はね、師長なったもんだから、担当はできないの。」
「うわぁ!!!すごい!!!
実さん、ここでの仕事のことは、何も話してくれないから、知らなかったぁ。」
「そうだったのね。
また違う子が午後から来ると思うわ。よろしくね。
どう?結婚して10年経つけど。
家事もしながらクリニックも手伝ってるみたいね。」
「はい・・・・・・。
新婚の頃の方が、まだ良かったてす。
今はお互い忙しくて、すれ違うこともあります。」
「そっかぁ。
またゆっくり聞かせてくれる?」
「はい。また来てください。」
「はぁい。」
三池りさはそういうと部屋から出ていった。