ドクター2
「実加ちゃん、大丈夫だよ。
すぐに発作を止めるからね。」
青木先生の処置によって、実加はすぐに発作が治まった。
実加は久しぶりに大きな発作を起こし、パニックになっていた。
「実加ちゃん、そうとう疲れたね。
熱も下がらないし。
他に痛いところはある?」
実加は青木先生の言葉のあと、少し考えて、
「体がだるくなってから、ずっと胸が痛くて。
発作の時は痛みが増しました。」
「これから採血して、血液検査をしてみるからね。」
何か悪い病気なのではと思った実加は、顔を曇らせた。
「大丈夫。もしかしたら、肺炎かとおもうけど。」
青木先生は実加の手を優しく触った。
実加は納得した表情だった。
そして発作に疲れて、すぐに眠りについた。