ドクター2
悲劇!?
パパに抵抗し続けたけど、全くかなうわけもなく。
気付けばベッドの上。
「ちょっとチクッとするけど、すぐに終わるからな。
じっとしとけよ。」
へ?へ?へ?
これってもしかして注射!?
「ムリムリムリムリムリ!!!!!!!!
おっ願いだから、ゃめててててててえええ!!!!!」
「おいっ!カンナ、動くな!」
「おっ!?カンナちゃん、そんなに暴れるんじゃないよ。
変なところに刺さったら大変じゃろ?」
「だから、こんな怪我、大丈夫だからやめて!!!」
プス
・・・・・・。
「はい、終わりー」
「なんの・・・・・・ヒッ、注射・・・・・・ヒッ。」
「これで痛くならないから、少しじっとしてろよ。」
なんか見たことのないピンセットに、釣り糸みたいなの用意してる・・・・・・?
もしかして、これって!?
「嫌っ!」
私は思わず、ベッドから飛び降りた。