ドクター2
ようやく
帰ったらお昼ご飯の時間だった。
朝早くからおじいちゃんと用意したの。
「カンナ~、大丈夫だった?」
「カンナちゃん、無事で良かったよ。」
ママとおじいちゃんは優しく迎えてくれた。
「病院で処置が終わって寝かせておいたら、どっかに行って、いなくなってるし。」
パパはすぐママに言う。
「どこに行ってたの?」
「秘密。素敵なところ。」
「へぇ、そんなところがあるんだね。」
ママは面白そうに聞いてくれた。
「さぁ、ご飯にするかの。」
おじいちゃんの一言で、皆リビングに向かった。