ドクター2

「だっせーなぁ。






医者の子だろ?」






「いたっ!」






隣の席の優太。






傷を突いてきた。






「もうっ、止めてよ!」  






「ハハッ。そんなちっさな傷。






糸取らなくっても、何ともなんねぇよ。」






えっ?






「そうなの?」






「あぁ。俺なんてここ。





膝が割れて傷が出来たけど、病院なんて行ってないし。」






「・・・・・・そうなんだ。」






いいことを聞いた。
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