ドクター2
そんなことを考えていたら、気づくと病院の駐車場だった。
私はパパに信用されてないのか、逃げると思われてるみたい。
駐車場から無理矢理手を繋がれてる。
パパ、歩くの速い。
どんどんと進んで、私の心は準備できてないまま。
ガッ
「いったー!」
階段でつまづいて、弁慶の泣きどころをぶつけちゃった。
痛い・・・・・・。
「カンナぁ、だらだら歩いてるから。」
「ち、違うもん!パパが早いんだもん!」
痛くて動けない。
「早く行くぞ。」
そんなこと言ったって、パパは本当にひどい。
もう歩きたくないっ!
「カンナ、そんなところで座ってないで、行くぞ。」
「嫌だもん!痛いし、動けない!」
「そんなに痛いのか?」
そういってパパは、私の足を触ってきた。
「嫌っ!?やめて!見せないもん!」
「じゃあ自分で歩いて来なさい!」
パパは完全に怒ってる。
私はパパから少し離れて歩いた。
痛い・・・・・・。ヒリヒリする。