ドクター2
怖くて両手を強く握り締めて、目を強くつむった。
「カンナちゃん、大丈夫だよ。
目は軽く閉じててね。
皮膚がは動いちゃうからジッとしててね。」
そんなこと言ったって、怖いんだもん。
青木先生が私の額を触った。
カチャッ
ピンセットなのかハサミなのか、私は怖くて顔を動かした。
「カンナっ!危ないからジッとしてろ。」
顔を動かすと目にかけてあったタオルが外れた。
青木先生の持っていたピンセットとハサミがくっついたものが、目の前にある。
怖いよ。
私はパパの声が聞こえたけど、顔を反らした。