ドクター2

「それで今日な、暴れまくった上に違う怪我まで治療してもらって。」






「ちょっと、その怪我はパパのせいなんだからぁ。」






夕飯時に、パパがおじいちゃんにもママにも全てをばらしてるし。






まぁそんなことよりも、私はあの要くんが少し気になる。






ずっと病院なのかな。






「カンナちゃん?どうしたんじゃ?






手が止まってるけど、食欲ないんか?」







「ん?別に。






でも、もういいや。」






要くんのこと思ったら、こんなふうに食事してる自分が良くない気がしてきた。






「部屋行く・・・・・・。」






「あら、もう?全然食べてないじゃない。」







「・・・・・・ごちそうさまでした。」













皆の視線を感じながら、片付けて部屋に向かった。
< 97 / 158 >

この作品をシェア

pagetop