ドクター2
「それで今日な、暴れまくった上に違う怪我まで治療してもらって。」
「ちょっと、その怪我はパパのせいなんだからぁ。」
夕飯時に、パパがおじいちゃんにもママにも全てをばらしてるし。
まぁそんなことよりも、私はあの要くんが少し気になる。
ずっと病院なのかな。
「カンナちゃん?どうしたんじゃ?
手が止まってるけど、食欲ないんか?」
「ん?別に。
でも、もういいや。」
要くんのこと思ったら、こんなふうに食事してる自分が良くない気がしてきた。
「部屋行く・・・・・・。」
「あら、もう?全然食べてないじゃない。」
「・・・・・・ごちそうさまでした。」
皆の視線を感じながら、片付けて部屋に向かった。