記念日。
それからいつもと何ら変わりなく、お風呂に入って歯を磨いて…。



最後にもう一度携帯の画面を覗いた。



やっぱり連絡のあった形跡は一切なくて、ひとつため息を吐いてベッドに潜り込んだ。



もう本当に終わりかな…。
そう思うと自然に涙が頬を伝った。



「朔のばか…」




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