神恋~水神様に恋をした~
久しぶりの制服は何だか新鮮だけど落ち着かない。
それも着物に慣れてしまっているからだろうけど。
「嬢ちゃん、貰ってやるとは言ったけど。白様が来たら、ちゃんと戻れよ?
嬢ちゃんの本当の居場所はそこなんだから。」
「……はい。」
でも、来たら来たで、私は白にどう言葉を交わして良いのか分からない。
だからか、迎えに来てほしくないって思う。
けどどこか、迎えに来てほしいと思う自分がいるのも確かだ。