神恋~水神様に恋をした~


黒ちゃんときたら、次はしろちゃんか?


「しろちゃん。」


それを聞いて、しろちゃんは一声鳴き声を上げると私に飛び付いてきた。


気に入ってくれたのか。良かった。


黒ちゃんと違って、しろちゃんは犬の鳴き声なんだなぁ。


(口から炎出すけど…、)



私の両肩は黒ちゃんとしろちゃんの定位置となった。


(もふもふ気持ち良い……、)


「雪の事が好きみたいだな、こいつら。」


もともと動物に好かれる私ではあったけど、肩に乗られるくらい好かれた事なんてない。


正直言ってかなり嬉しい。

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