神恋~水神様に恋をした~


白だからそう思える。


だけど、仲直りするのは少し時間がかかりそうだなぁ。



「何だ、その白い毛玉は。」


「朝霧さんがくれた、犬の妖怪。飼っても良いかな?」



何も言わないって事は飼っても良いって事だよね?

そ、それとも怒ってるのかな。

そんないろんな考えが頭をぐるぐる回る。


置いていかれないように、白の後ろを歩く。



「……悪かった。」


「え?」

< 177 / 249 >

この作品をシェア

pagetop