神恋~水神様に恋をした~


「雪、今日は毛玉たちの散歩は控えろ。

空が邪悪で黒い雲に覆われている。出歩くのは危険だ。」



確かに今日の雲は、黒くて厚みがある。

曇りだと言ってしまえば終わりだけど、この雲は曇りにしては黒すぎる。


まるで、今から嵐でも来るのではないかと思うくらいに。


「黒ちゃん、しろちゃん。
今日はお散歩ダメだって。」


私の肩に乗る2匹は理解してくれたようで。

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