神恋~水神様に恋をした~


「今のお前には常に護神が必要だ。

つまり、お前の家族が食されてから7年が過ぎた。お前が黒狐に食われる時期とでも言っておこうか。

だからこそ、お前にとって今の人間界は危険過ぎるのだ。」


「何で、助けてくれるんですか?」


「雪、お前の家族からの頼み事だ。」


…え。
家族からの、頼み事?

確かそんなような事、黒狐との会話で言ってたな。



「妖怪に物を頼むとはどういう事か分かるか?」




私は首を横に振った。
< 20 / 249 >

この作品をシェア

pagetop