神恋~水神様に恋をした~


これからもずっと、彼の事を忘れないで欲しいと言う願いから出た言葉だった。


「ええ、とても。温かい生き物です。」


安心した。
彼女はまだ彼を忘れてなど居なかった。


忘れていないと言うより忘れられないんだと思う。


あの嬉しい出来事、あの時の気持ちは私にも強く伝わってきたから。


「そうですか。それは良かったです。」

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