神恋~水神様に恋をした~
私が、初めてなんだ。なにそれ、すっごく嬉しい。
(ラッキー、なんちゃって)
「この代償は大きいぞ、大蛇。」
「分かってますよ。」
「さて、何を捧げる?」
「千年、白様にお仕え致します。」
「却下だ。」
そう言って私を抱き抱えた白はスタスタと歩いて行ってしまう。
視界が逆さまの私は、大蛇に言った。
「貴方の代償は、分かりながらも疑ってしまった人間たちに悪かったと心から反省する事です!!」
小さく微笑んだ白は、「その代償、引き受けようぞ。」と言い残し洞窟を後にした。
もちろん、屋敷に帰った私は白にこっぴどく叱られました。