神恋~水神様に恋をした~
■第7章
今日はいつもより、これといってすることがない。
白の書物は難しいから読むのは何だか気が引けるし。
ヤタガラスさんのお家行くのは精神的な意味で自分が持たないだろうし、疲れるし。
洗い物も終わってしまった今、部屋で静かにゴロゴロするしか選択がない。
白は、書物を顔に乗せ縁側で気持ち良さそうにお昼寝をしている。
(起こしたら絶対怒るよね…)
この敷地からあまり離れなければ、匂いが薄まる事は無いんだよね。
魔除けもつけてるし大丈夫だよね。
暇だから時桜のお爺さんとお話してこようかな~。