僕の瞳に映る君は・・
2章 あれから10年
呪縛のようにあれからピタリと

女性が寄り付かなくて

長谷川から嫌み

橋本からつつこまれ

柿本から同志だと喜ばれ


「上津、その立候補した女の子見てみたいな?どんな子だ?」

「どうて言ってもな、毎年チェック入れに来てやがる、今年もくるんでないか?」

「15才か・・・・可愛いならいいが」

「あぁ、可愛いよ、ガミガミ言わなきゃあな・・・・」



「祐介く~ん」


「ほら、来た・・・あれだよ立候補したやつ」

「まぶ、上津にはもったいない・・・」


「祐介君、浮気してない?」

「あぁ、お前が毎年くるお陰でな・・」

「後5年・・・・」

「上津、紹介しろ」

「速水専務の愛娘、目に入れていたいほど溺愛している、速水梨央」


「あそうか、速水専務がなげいていたってこの事か・・・上津がんばれよ」


「受験生がうろうろしていていいのか?」

「祐介君、教えてくれる?」

「俺は仕事が忙しいんだ 土日も無駄だ」

「じゃあ試験白紙でだすね」


「上津諦めろ、教えてやれ」



「仕方ないな、一度きりだぞ」

どこかに電話し 部屋を借りた
「明日、ここに・・・・ちゃんと勉強するんだぞ」

「祐介君教えてくれないの?」


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