幼なじみがあたしを〇〇の標的に!?
ふぅ、と安心していると…。
「なに?
俺のくせにどうしたって言いたいんだ?」
そしたら今度はあたしの手首を掴んで、壁に当てて動きを封じる結月。
待ってよ…。
前まではこんなことする人じゃなかったじゃん。
こんなに追い詰めなくていいじゃん。
「ねぇ、答えて」
耳元で囁かれる声が、妙に甘く聞こえてしまう。
「………」
あたしはもう何も答えられなかった。
沈黙の時が続いて、俯く時間が続く。
そしたらようやく結月はあたしの手首から手を離し、解放してくれる。