幼なじみがあたしを〇〇の標的に!?
明日の8時10分までにエントランスに来い。
来ねぇと何するかわかんねぇよ」
昨日あれから無言で歩いた結月は、あたしの部屋のドアを少し通りすぎると、こう言い放った。
それになぜあたしに集合がかけられるのかわからない。
しかも後半、脅し文句言ってなかった?
「待ってよ!
行かないわけじゃないけど、もうちょっと遅くしてよ!
明日はせっかくの休みなんだからがっつり寝…」
「いいから来い!
この時間以降に出たら、俺が間に合わなくなるんだ。
ぐたぐた言わずに、絶対来いよ」
あたしが納得しないまま、結月は階段を上っていった。