幼なじみがあたしを〇〇の標的に!?
ルンルンしている美菜は、あっさりと帰っていった。
「あの子が帰るなら、俺達も帰るか」
「っだな」
「またねーさよちゃーん。
俺達結月の友達だから、見かけたら遠慮なく声かけてねー」
気さくにあたしの名前を呼んだ彼は、他の人を引き連れてこの場を後にした。
「あたしの名前、インプットするの早すぎるでしょ…」
歩いて行く彼らの背中越しに、ポツリと呟く。
「そっち見すぎ。
帰るぞ」
ハイハイ、いつもの自分勝手ですよね。