幼なじみがあたしを〇〇の標的に!?
しかしいつものことながら、離れることはない。
「わかったよ。
だから俺は小夜をオトしにかかる。
もう少しで夏休みだろ?
その期間に小夜が俺を好きになるようにするからな。
好きになったらちゃんと俺と付き合うんだぞ?」
な、なによ…。
オトしにかかるって。
耳のすぐそこで囁かれた甘い言葉に、あたしは痺れて足に力が入らなくなる。
「あたしが結月を好きにさせることができるかな?」
「なんだよ、それ。
出来るに決まってんだろ」
すごい自信の持ち主だ、この人は。