ワケあって、イケメン先生と同居始めます。
「やっと終わった!長かったな…」


あとは、職員室までこれを出しに行くだけ。


「私行ってくるから。春空帰って良いよ。お疲れ様。」


「分かった。ありがとう。」


鞄を持って職員室へ向かう。


あいにく、担任が会議でいなかったから机に置いておくだけだったけど。


「さ、帰るか。」


そう思って下駄箱に向かうと、そこには春空がいた。


「春空…何でいるの?」


「何でって言われてもな…。千音に用があるから。としか言いようが無いな。」


私に…用?


「何?」


「ふふっ」


軽く笑って、私の手首を掴む。


「い…った」


壁に勢い良く打ち付けられた。


「ごめんな。でも、これは千音が悪い。」


私が悪いって…ほんとに何のこと?

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