ワケあって、イケメン先生と同居始めます。
「それじゃ、春空バイバイ。」


ふいっと春空に背を向けた瞬間、


「千音!」


名前を呼ばれた。


「何?」





「やっぱり俺が入る隙ってないん?」





いきなり強い風が私たちの間に吹き込んだ。


木々は揺れ、きれいな夕日は雲に覆い尽くされてしまった。

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