ワケあって、イケメン先生と同居始めます。
春空に言われた通り、担任の欄を見てみる。


担任だけ、私たちよりも少しだけ大きな字で書いてあるから、ギリギリ見える。


「見えた?」


心配そうに覗いてくる春空は、ニヤニヤと笑っていた。


「ちょっと待って!あとちょっと…」


ようやく前にいた大きい男の子がどこかに行った。


視界がぱあっと開ける。


「嘘……」


見えた文字は、



『担任  月丘光希』







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