ワケあって、イケメン先生と同居始めます。
二人と遊んでいたら、とっくに5時になっていた。


──ガチャ。


「あっ、先生帰ってきましたね。」


「ただいま…って、いつになく小さきものハーレムだな千音。」


私の姿を見て、ニヤリと笑う。


「可愛いですよ。」


「当たり前だ。」


ほんの一瞬のうちに幸香ちゃんを取られてしまった。


「光希くん、この間言ってた本の件だけど…。」


「あっ、ありがとうございます。」


先生が拓斗さんに数冊の本を受け取っていた。



(先生の本って…ああやって増えていくんだな…。)


今初めて分かったよ。


私が一人で納得している間に、雷くんはすやすや寝息を立てていた。




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