ワケあって、イケメン先生と同居始めます。
先生の熱が離れていったちょうどその時、


「ごめんね~。」


希望さんがそーっとドアから覗いていたのに気づいた。


「希望っ!…お前…いつからいた…。」


先生が険しい目つきで希望さんを睨みつける。


私をぱっと離して、何もしてませんよ。みたいなフリをした。


「いやー、ほんとゴメン。お取り込み中に。」


分かってたんならすぐに声かけて下さいよ。


今までのを見られてたんだとしたら…。


一気に顔が熱を帯び始める。


「で、用件は?」


先生の不機嫌な声には不思議と迫力がある。


こんな時に不謹慎だけど…。

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