ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「んなっ……。」


絶望したような表情を見せたのは春空だった。


「何？何か問題でも。」


「大アリやん！先生！」


一度深呼吸して、


「何や、隠し子か？」


と、いたって冷静な声で言い放った。


「お前な…。隠し子じゃねーし。そもそも隠してねーし。」


「千音との子？」


「ちげーわ。アホか。」


春空の頭の中が怖くなったよ…。


そんな事を咄嗟に思いつくなんて…！


「春空、安心して。私との子じゃないから。先生はまだお父さんじゃないから。」


「ああ、そうなん。良かったわ…。」


まぁ…私も出会った当初は勘違いしてたからね。人の事は言えない。