ワケあって、イケメン先生と同居始めます。
【千音side】


昨日、先生に何か言った事は覚えてる。


でも何を言ったかを覚えていない。


「先生…私昨日何か変なこと言いました?」


「特に何も。」


絶対嘘だ。先生ちょっとにやけてるもん。


「学校で変なこと言わないで下さいね。」


「わぁってるよ。」





明後日が文化祭。準備もいよいよ大詰めを迎えている。


「私たち何すればいい?」


「何もすることない。とりあえずメニュー覚えて。」


メイド&執事組はこれといってする事がなく、暇である。


「取り残された感ハンパないわ…。」


「私もだよ。」


何か役に立ちたいのに!


「春空、どっちが速くメニュー覚えられるか勝負しよ。」


「無理やて。俺、記憶力悪いもん。」


「そんな事言ってないで。」


こうでもしないと罪悪感に潰されそうになるからね。




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