ワケあって、イケメン先生と同居始めます。
「先生、着替え終わりました…。どう…ですか?」


恐る恐る聞いてみる。


「おー、着替え終わった……か…」


先生の言葉が、だんだんと小さくなっていく。


「どう…ですかね?」


なんか、自信…無くなってきちゃった。


「どうって…ちょっと待ってて。」


そう言って、先生は何処かへ行ってしまった。


「やっぱり…だめかな?」


はぁ、と大きくため息をついた時に、先生が戻ってきた。


「千音。ちょっと裏向いて。」


言われるがままに、先生に背を向ける。


「ひえっ…」


首筋に温かい先生の手があたる。


(金属?)


この特有の冷たい感じは…


「ネックレスだっ!」


「首元が寂しかったから。似合ってるよ。千音。」


耳元で甘い声で囁いてくる。


(くすぐったい…)


触られたところも、心臓も。






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