ワケあって、イケメン先生と同居始めます。
支度が終わった私たちは、車に乗って、隣町の大型デパートに行った。


「大きいですね~」


人で溢れかえってる…。


「ほんとにね。迷子にならないでよ。」


「大丈夫ですよ。それくらい。」


私だって、もう高校生だ。迷子になんかならない。


「心配だな~。千音ちゃん迷子になりそうだな~」


ニヤニヤと笑いながら、いきなり私の手を握ってきた。


「これで安心だな。」


全身が熱くなってくる。


(何でこんな事するんですか…。)
< 54 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop