ワケあって、イケメン先生と同居始めます。
「はぁ…」


長いため息をつきながら、ソファに沈んでいく。


(休まるの、先生がお風呂入っていない時だけだな…)


最近、ドキドキする回数増えてないか?


「優たちにバレない様にしないとな…」


どうせ月曜になったら、また先生の所に通いつめるんだろな。


その時に動揺なんてしちゃ、絶対に怪しまれる。


「ま、全部先生次第だけどね。」


「何が俺次第だって?」


私の顔を覗き込んで来たのは、先生の真っ黒い瞳。


「せんせ…また聞いてたんですかっ…」


目をだんだんと上げていくと、上半身裸の先生がいた。


「ふ…服…着て下さいっ!」


「暑いからやだ。」


「やだじゃなくて…」


私のためにもどうか…!


ドカッと私の横に座って、フルーツ牛乳を飲み始める。


「先生…そこは、ビールじゃないんですか?」





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