キミとまた逢える日まで
森谷くんが居なくなった毎日は真っ暗で。


何も見えなくて。


学校も行かずにキミの病室に行き、キミを探す毎日。


そんなある日。


「あのっ…!瑠花さんですよね?」


病室から帰ろうとしたところに声を掛けられた。


「…?はい…」


「私、森谷くんの担当をしていた看護師です。これ、森谷くんの病室の枕の下から見つけて…」


彼女は一通の手紙を差し出してきた。


そこには、忘れもしない彼の字が書かれていた。
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