キミとまた逢える日まで
私は病院の屋上で手紙を開く。


瑠花へ


今、瑠花がこの手紙を読んでいるということは俺はもうそっちにはいないってことだな。


さみしがり屋な瑠花はきっと俺が居なくなって、すごく悲しんでたくさん泣いていると思う。


最後までそばに居てやれなくてごめん。


だけど、俺は瑠花の人生を無駄にしたくない。


俺のせいで、学校に行けないとかそういうふうになってほしくない。


俺は瑠花の心のなかで生きてる。


だから、前向いて歩け。


いつだって、空から見守ってる。


愛してる。


いつかまた逢おうな。


その日まで、じゃあな!


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