キミとまた逢える日まで
第三章
それからも私は毎日お見舞いに行った。
森谷くんとずっと一緒に居れる
なんて甘い考えが打ち砕かれたのはこの日だった。
「森谷くん!来たよ~!」
「おう、瑠花。毎日ありがとな」
「気にしないで!」
「今日は学校で、鈴木くんが居眠りしてて、いきなり椅子から落ちて先生に怒られてたよ!」
「ははっ、まじかアイツ…!」
「鈴木くんバカだね笑」
「いや、瑠花のがバカだろ」
「だからなにそれ!!バカじゃないしっ!!」
「ははっ、バカだろ!」
「もう…!!」
楽しい時間はあっという間に過ぎて、もう帰る時間になってしまった。
「あ、もうこんな時間か…。はやいな…。また明日来る!バイバイ」
「おう、またな瑠花」
森谷くんの病室を出て歩き始めると、
ガッシャーンッ!!
大きな音が聞こえた。
「えっ…!?」
走って病室に戻る。
「森谷くんっ…!?」
森谷くんは苦しそうにうつむいていた。
私は泣きながらナースコールを押した。
「森谷くんっ…!大丈夫っ…!?」
看護師と医師が駆けつけてきて、森谷くんは担架に乗って運ばれていく。
「付き添いのかたはこちらで待っていてください」
手術室の前に着くと、私は中には入れず外で待つしかなかった。
てを組み、ぎゅっと目を瞑る。
「お願いっ…!!」
森谷くんとずっと一緒に居れる
なんて甘い考えが打ち砕かれたのはこの日だった。
「森谷くん!来たよ~!」
「おう、瑠花。毎日ありがとな」
「気にしないで!」
「今日は学校で、鈴木くんが居眠りしてて、いきなり椅子から落ちて先生に怒られてたよ!」
「ははっ、まじかアイツ…!」
「鈴木くんバカだね笑」
「いや、瑠花のがバカだろ」
「だからなにそれ!!バカじゃないしっ!!」
「ははっ、バカだろ!」
「もう…!!」
楽しい時間はあっという間に過ぎて、もう帰る時間になってしまった。
「あ、もうこんな時間か…。はやいな…。また明日来る!バイバイ」
「おう、またな瑠花」
森谷くんの病室を出て歩き始めると、
ガッシャーンッ!!
大きな音が聞こえた。
「えっ…!?」
走って病室に戻る。
「森谷くんっ…!?」
森谷くんは苦しそうにうつむいていた。
私は泣きながらナースコールを押した。
「森谷くんっ…!大丈夫っ…!?」
看護師と医師が駆けつけてきて、森谷くんは担架に乗って運ばれていく。
「付き添いのかたはこちらで待っていてください」
手術室の前に着くと、私は中には入れず外で待つしかなかった。
てを組み、ぎゅっと目を瞑る。
「お願いっ…!!」