君への唄
真っ暗な意識のなかで僕は再び目覚めた。湿った土のにおいがした。
暗くて何も見ることはできない。
埋められてしまったのか。あっけなかったなぁ…
ぼんやりとそんなことを考え、昔を思い出していると声がした。
―おまえ、今なんでここにいるのか知っているか?
―?
そんなの死んだからに決まっているじゃないか。
暗くて何も見ることはできない。
埋められてしまったのか。あっけなかったなぁ…
ぼんやりとそんなことを考え、昔を思い出していると声がした。
―おまえ、今なんでここにいるのか知っているか?
―?
そんなの死んだからに決まっているじゃないか。