さくら、切なく。

お母さんの葬儀もおわり、


それからと言うもの私の人生は狂ってしまった。


専門学校も合格破棄。


みんなが就職決まっているなかひとりで履歴書を書いて余っている職場を選ぶ。受かればなんでもよかった。


彼氏とも別れる。

卒業式が終わり実家を売って私は歳が離れている方のお姉ちゃんに引き取られる。


独り立ちしなさいと貯金もない私に
勝手にアパートを借りて追い出した。


地元から離れた場所。


心細くてなにもない部屋で一人で泣いた。


毎日泣いた。


食べるものも無くて毎日パンひとつ。


死のうとも考えた。


毎朝職場にいってずっと隠れて泣いてた。


精神的に無理だった。
職場をたった一ヶ月でやめた。



妊娠したと嘘をついてやめた。


完全に人生が終わったと思った。

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