願わくはキミに


寮母さんが用意してくれた朝ごはんをささっと手をつけた。

美味しい…


そのクオリティに感動しながらもチラチラと食堂にある時計を気にする。


9時30分!
急げ!


「おばさん、ごちそうさま!」


「はーい、いってらっしゃい」


「いってきます!」



食堂からでて部屋にカバンを取りに行こうと思いっきり走ると、ドンッと誰かにぶつかってしまった。

 

「ったー…」



ぶつかった衝動でその人の上に乗っかってしまった私は即座に相手を確認する。


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