願わくはキミに
「今日2時限からだった!」
「もう45分になるぞ」
やばい!
私は焦ってカバンを取りに行き2階へ上がった。
必要な物をカバンにしまいまた1階へ降りて食堂を通って玄関へ向かう。
大学の寮のくせに歩いて15分かかるってどうゆうことよ!
なんて文句を言いながら靴を履き玄関を出ると、柵に寄りかかっているさっきの彼がいた。
「あ…」
「遅れるんだろ?後ろ乗れよ」
そう彼が親指で差した先にはピッカピカのオートバイが立っていた。
「じゃあ、遠慮なく…」