願わくはキミに


「…ありえない」


私はお腹を抑えながら学食の食券を買う列に並んだ。


あの後、隼人さんの運転は酷いってもんじゃなく、荒いにも荒すぎて一種の絶叫系とも言える。


事故ったらどう責任とってくれるのかしら?!


学校に着いたあとも「また遅れそうになったら言えよ」何て言われて、本当に吐きそうになった。


思い出したらまた気持ち悪くなってきた…


まぁ、授業にはギリギリ間に合ったから感謝はしなきゃなんだけど…



第一ここの大学の人なのは分かるけど、どこの学科の人かも分からないから寮でお礼言うしかないか。


なんて、少し感謝したり。


< 111 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop