願わくはキミに
「…ありえない」
私はお腹を抑えながら学食の食券を買う列に並んだ。
あの後、隼人さんの運転は酷いってもんじゃなく、荒いにも荒すぎて一種の絶叫系とも言える。
事故ったらどう責任とってくれるのかしら?!
学校に着いたあとも「また遅れそうになったら言えよ」何て言われて、本当に吐きそうになった。
思い出したらまた気持ち悪くなってきた…
まぁ、授業にはギリギリ間に合ったから感謝はしなきゃなんだけど…
第一ここの大学の人なのは分かるけど、どこの学科の人かも分からないから寮でお礼言うしかないか。
なんて、少し感謝したり。