願わくはキミに
03
◇蓮と隼人
はぁ…
私は豪快にため息をついて、目の前に広がるご飯に手をつける。
あの後本当にどうしたらいいか分からずにももかさんを見ていると、どこからか森崎先輩の声が聞こえてゾロゾロと人が集まってきた。
すごく不安定だったのに。
あんなゾロゾロと…
なんとかの音楽隊か!!!
なんて、1人心の中でツッコミをいれた。
まぁ人がたくさんいたお陰でももさかんもその内笑顔になってはいたんだけど。
気にしてはいけないって思うほど気になっちゃうのが人間の本心だよね…
また私は豪快にため息をついて、唐揚げをつまむ。