願わくはキミに


それにしても、


____こんな田舎だったなんて。


すうっと風が私の髪を揺らし、通り抜けていった。


駅から出ると、周りには緑、緑、緑。


本当にこんな所に人が住んでいるのだろうか。


でも、海は近い。


私は海の近くの大学の寮に入ることになった。


お母さんが調べてくれて本当に感謝している。



…何してるかな、皆。


朝は皆お見送りしてくれたけどやっぱり家が恋しい。


家族が恋しい。


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