願わくはキミに



何これ、一件落着なの?


その時私はその場で腰を抜かした。



「お嬢ちゃん、大丈夫?」


近くにいた男性に声をかけられ、「はい」と無理矢理笑顔を作った。


…じゃないと、また泣いてしまいそうだから。





◇◇◇◇◇◇◇


どうして、あの時涙が出たのだろう。


悲しいってゆうよりは、胸がギュンと締め付けられてなんとなく懐かしい感じがした。

< 68 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop