願わくはキミに



初めて来たはずなのに

私はこの場所を知っていた。



初めて会ったはずなのに

私はあなたを覚えていた。





「…なんで」


俯くのをやめ天井に顔を向けると、白い光が差し込んできた。

眩しくて手で光を隠す。


それでも眩しくなって目を瞑る。



そして、また私の名前を呼んでいる夢を見た。


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