願わくはキミに

□□□


「…よしっ」



心の中でガッツポーズをし、私は少しドキドキしながら大学の敷地内に足を踏み入れた。




昨日、あの出来事があって疲れて寝てしまったので、荷物が届いていたらしく朝ドタバタしてしまった。


そう言えば寮に入ったのだけど、他に住んでる人はいるのだろうかと少し疑問に思った。


部屋は分かれているけど食堂や入浴室は混合らしい。

なのにすれ違ったり、隣から音とかもしない。



まあ、そのうち会うか。


なんて心の中で自己解決し、ゴクリと息を飲んだ。



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