願わくはキミに



「ね、演劇とか興味ない?」


「可愛いね」


「キミならすぐに主役になれるよ」



敷地内に入ると早速、私なんかとは違う大人の雰囲気を持つサークルの勧誘の人たちに声をかけられ、少し驚いた。





「大丈夫でっ」


「お友達とか誘ってさ、ね」



チラシを無理矢理ニコニコと笑顔で差し出されたので、断れなく受け取ってしまった。



私って押しに弱い…!



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