願わくはキミに
◆歓迎会
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「今日は存分に飲めよー!
俺様の奢りだかんなー!」
「「カンパーイ!!」」
カシャーンとガラスがぶつかる音が響き、その後は「プハー」という飲み干した声があちらこちらから聞こえてきた。
ざわざわと各自で飲み始めるその様を見て私は体が硬直した。
…まだ未成年の方いますよね?
私はそんな場違いなことを思い、一人だけ虚しくウーロン茶をちびちびと静かに飲んでいた。
隣では『ちょび髭』こと、森崎(もりざき)先輩がビールのイッキ飲みに挑戦しているみたいで、手拍子やら野次やらが飛んでいる。
その様子に少し呆れて、またウーロン茶をゴクッと飲んだ。